何者にもなれない自分を愛する

何者にもなれない自分を愛する

  • 二度と取れないアイテムを取り逃がしてしまった
  • レベルアップ時の上昇ステータスで最高アイテム以外を引いてしまった

こういう事象、受け入れられますか? 生憎、私はそうでは無いようです。

酷い程の完璧主義に囚われた人間の雑記です。


あなたは何者かになれましたか?

運動、勉強、性格。なんでも構いません。あなたは、あなたの満足する自分になれましたか?
私はそうはなれませんでした。昔から「あれができるようになりたい」「これができるようになりたい」と多くを夢みて、時間が無限にあるものと錯覚し、何もしないまま今の私になりました。

失敗を恐れて踏み止まってきたものの、蓋を開けてみればそういった怠惰こそ後悔の温床でした。


救いのない人生

後悔と苦悩を言語化した記事です。これを読んで「あなたは頑張って」なんていうわけではない。

ただ、それでいて、人は何もしないと子供のまま歳をとっていきます。

自分にはそういった未熟な自分が受け入れられず、 「ありたい姿であって欲しかった」自分が、こうも情けない姿になっていることを極度に嫌っているのでしょう。


人間は変われない

「じゃあ明日から頑張りましょう」? 冗談じゃない、一朝一夕で変われないことを理解して今まで怠惰に耽ってきたのです。

それがどれだけ難しいことか僕は知っているし、それができる天才は数少ないことも理解している。


今はそういう向上精神は忘れていいです、忘れてください。


馬鹿になるか、賢人になるか

今の自分は愚者でしょう。


自分の出来ない部分飲みに目を当て、それでいて「こいつはなんてしょうのない奴だ」と嘆いている。

ランチセットにブロッコリーを並べて最悪の昼食だと悲観しているようなもの。

ブロッコリー自体を食べることは悪いことではない、ただ、それだけのメニューは昼食として不完全なだけで。


エビフライ、ハンバーグ、パスタ、あなたが好意的に食い付くものを用意してあげる必要もある。人(自分)の気持ちを考えなくてはいけない。


昼食を買うお金がないにしろそう。

そんな悲観するメニューを毎日食べるのであればむしろ昼食を抜いたほうが健康的でしょう。


..。長くなりました。

まぁ、お分かりでしょう。「自分の受け入れられる部分も見つける」か、「全てから目を背けるか」です。


どうでしょう、こういう悩みを抱える人間は生真面目な人間が多い気がします。

そういう方々であれば、自発的にせよ強制的にせよ何かしら取り組んできた物事があったり、他人より得意と思えることがあるかもしれません。


おっと、ここで「そんなものはない」と即決するのはナンセンスです。

あなたはそういうことを探す努力を怠ってこれを読んでいることを理解してほしい。

今まで探そうともせず、ゴミ屋敷のようになった部屋から目的のものを探すのがどれだけ大変か。


えぇ、努力が必要です。ゴミ屋敷を片付けて、清掃し、机や椅子の下をくまなく探していく必要がある。


  • 何かを毎日行なっている
  • 何かを褒められた
  • 楽しいと思える物事がある
  • 達成感を得た


こういった物事を書いていきましょう。ゆっくり、美味しいものでも食べながら、ゆっくり。 「ゲームで記事を書いている」「部屋の掃除をしたら綺麗になった」、こういった事象は十二分に素晴らしい。

意外と驚くかもしれないですが、ゲーム(対戦)を楽しめることは一種の能力だったりします。 僕は負けることに大きなストレスを感じて、そういう類を楽しめない。事実、そうです。


..。或いはそういう事も面倒なくらい疲れてしまっていますか?

そういう時は全てを投げてベッドで寝るか、外に出て疲れるくらい遊んできてください。


少しばかり疲労が回復して、好転的な感情になったときに、上記の受け入れられる自分を探してみてください。

意外と、結構難しいことですが大事なことなんです。この文が頼りないのであれば他の文献を参考にしても良い。

でも、似たようなことをどうか取り組んでみてください。


「全てから目を背けて馬鹿になること」があなたにとって相当な覚悟を必要としていることも、あなたが本質的にそういう人間になることを望んでないことも理解しています。



自分を見つめ直す

お久しぶりです。自分の思い出せる範囲に受け入れられる自分はいましたか?

満足なんてしなくて良い、ただ、ちょっと第三者視点になって、「この時の自分は偉かったなー」と思える程度でいいんです。

折角時間をかけていいお話を見つけてもらったんです。もう少し美味しい汁を吸ってみましょう。


  • さらに似たような話を増やしてみる
  • そのお話を他人にしてみる
    • 昔話を語るように
  • そのお話をさらに深掘って思い出してみる


  • さらに似たような話を増やしてみる

気づかないだけであるじゃないですか!

どうせですし他にもないか探してみてもいいかもしれません。

なんか、こうやって色々いいことが並んでくると嬉しくなりません?


  • そのお話を他人にしてみる
    • 昔話を語るように

もし、心を大きく許してくれる存在が近くに居流のであればそれはアドバンテージ足り得ます。 あなたの受け入れられる自分を話せる範囲、話したい範囲で話して受け入れてもらってみてください。 結構楽になりますよ。


  • そのお話をさらに深掘って思い出してみる

あなたの受け入れられる自分がいたんです。

他にもいいことをしていないか、どのような動機だったのか、何をどうやって取り組んだのか。掘り起こす価値はあります。

その頃の自分の勢いになる参考になればさらに美味しいですしね。


さて

今まで思い起こしたり、書き起こしたものを見てみてください。

意外な分量になってませんか?


あなたのように至らない部分を正確に認識することも偉大ですが、それと同じように自分の能力、出来ることを正確に認識することもまた大事な能力なのです。

あなたは至らないところが多い人間ではなく、単純に「受け入れられる自分を見つける能力」が限りなく低かっただけです。

あなたは、自分の至らない部分から目を背けたのではなく、至らない部分を改善するための足がかりを見つけたのです。


大丈夫です、ゆっくりいきましょう。でも、その事実は認識しておくと気が楽ですよ。


もうすこし

..。さて、逆に言わなくてはならない事もあります。


あなたはなぜ「何もできない自分」と思ったんですか?


あぁ、いえ、「受け入れられる自分」を見つけられなかったことを咎めているわけではないのです。

そういった自分が見つからなかったとして、それでいて「何もできない自分」と卑下した理由があると思うのです。



..。じれったいので結論から言いましょう。

この感情を出すにあたって 「他人と比較」 しませんでしたか?


「あの人と比べて何もない」、「あの人よりできない」。

よくある感情です。

ですがもし、この記事を二度と読みたくないのであればそうった感情はゆっくり辞めていくべきでしょう。


あなたの為、引いてはあなたの周りの人の為にもなります。

「あの人と比べて何もない」、「あの人よりできない」

これはあなたが悲観するのであればそれでいい(よくないけど)のですが、立場が逆になったらどうなっていますか?


「あの人は私よりできない」。


多分、これを読んでいる貴方であれば背筋が凍るように嫌な感情でしょう。

潜在的にでもこんなことは思うべきではない。

ゆっくりでいいです、減らしていきましょう。上と比べても下と比べても人は幸せになれない。


結び

最近思っていることを言語化しました。

インターネットの片隅ですが、もしこれを読んで救われる人がいたら、それはとても嬉しいことです。

自分宛て、自分より。